開発事例 化学式暗記テストの作成支援
- yuji fukami
- 2024年11月12日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年11月16日
過去に依頼があった開発事例を1つ紹介します。
今回開発したものは「化学式暗記テストの作成支援ツール」です。
動画
解説動画もアップロードしております。
概要
高校の化学基礎あたりで暗記を要求される化学式のテストを効率よく作成するツールが今回の依頼でした。
化学式は下付き文字や、上付き文字などが含まれるため、TexやWordを利用して数式を記述するのが一般的ですが、
・問題をランダムに作成したい
ってなった場合にプログラムを構築する必要があるため厄介です。
問題をランダムに作成する元情報として、化学式の一覧をExcelのシート上セルに記述しようとしても、下付き文字、上付き文字の設定がめんどくさくなります。
これらの問題をスッキリ解決したツールが今回のツールです。
仕様①「化学式の入力の効率化」
「入力」シートに「番号、入力、化学式、名前」のヘッダーを用意しておいて、
・「入力」→「化学式」の自動変換
・「名前」は手動で入力
するような仕様としました。
「入力」において
・上付き文字は"^"で囲む
・下付き文字は"_"で囲む
ようにする独自のルールを設けて、この入力通りに化学式が自動的に作成されます。
さらに言えば、入力も非常に簡潔になるため、TexやWordよりも効率的な入力を実現しています。

仕様② 問題の自動作成
問題作成用のシートが別にあり、このシートでは
・「問題出力_化学式」
・「問題出力_名前」
の2つボタンで2種類の問題が作成されます。
「問題出力_化学式」では「化学式→名前」の回答形式の問題を作成します。
「問題出力_名前」では「名前→化学式」の回答形式の問題を作成します。
問題は先に入力した化学式一覧表から順番はランダムに作成されます。

「回答表示ON/OFF」セルはダブルクリックでON/OFFの切替が可能で、OFFにした場合に答えが非表示になります。
この「回答表示ON/OFF」で
・答案用紙
・解答
の2種類が作成できます。

仕様③ 問題数別の作成
仕様②では問題数40問のテストの作成用でしたが、別で80問、160問のテストは別シートで作成されるようにしています。

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