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開始要素番号が1となるArray関数(Excel VBA)

<概要>

 今回は1開始の一次元配列を作成する汎用プロシージャ「ArrayStart1」の紹介です。


 通常、VBAのArray関数を使用して配列を作成すると、要素番号は必ず0から始まります。この仕様はVBAの標準挙動ですが、配列の開始番号を1に統一したい場合があります。特に次のような理由から、1開始の配列が有用です。


  1. Excel行番号との対応が容易: 配列の要素番号とExcelの行番号を対応させる場合、1開始で統一すると直感的に管理できます。

  2. 可読性と一貫性の向上: 他の配列処理と同じ番号基準で統一することで、コードの読みやすさが向上します。

  3. エラー防止: 0開始と1開始の混在による計算ミスやロジックエラーを防ぎます。


詳細な背景や配列管理の統一についての考察は、こちらの記事をご参照ください。

 さらに、このプロシージャでは可変長引数を使用しており、複数の引数を柔軟に受け取る設計が可能です。それでは具体的な使用例を見ていきましょう。


<実行例>

ビフォー: 汎用プロシージャを使用しない場合


アフター: 汎用プロシージャ「ArrayStart1」を使用する場合


解説

ビフォーの場合の課題

  • Array関数は常に0開始の要素番号となる。

  • 配列の開始番号を1に統一して管理したい場合、手動で変換が必要。

  • 人間が直感的に理解しやすい1開始の番号に揃えたいが、標準関数では対応していない。


アフターの場合の利点

  • 「ArrayStart1」を使用することで、簡単に1開始の一次元配列を作成可能。

  • 可変長引数を活用し、複数の値を柔軟に受け取れる。

  • コードが簡潔になり、配列操作の管理が容易に。


<関連記事>

 今回紹介しているような汎用プロシージャを部品として一元管理する方法は別記事で紹介していますので、是非このノウハウも参考にしてみてください。

 コーディングを効率化する上でどんどん増やしていった汎用プロシージャ(部品)をいくら増やしても簡単に流用ができるような仕組みの構築が可能になります。

<コード>


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